ピルを服用したら不正出血が?!これって普通なの?どのくらい続くの?等ギモンに応えます

初めてピルを飲まれた方には、不正出血が起こる場合が多くあります。

その他にも、服用を忘れた場合や暫くピルを服用していた場合でも不正性器出血がおこる事があります。この記事ではそのようなピル内腹中の不正性器出血について解説します。

ピル×不正出血

月経を抑えるためにピルを内服しようとしていたひとも多いと思います。

しかし、ピルを内服し始めたら予定外の時期に出血することがあり、これを不正性器出血(不正出血)と呼びます。どのような原因でおこるのでしょうか。

副作用の一部

低用量ピルや超低用量ピルの場合、3週間のホルモン剤内服と1週間の偽薬内服を繰り返すことで、偽薬内服期間に月経と同じように出血をおこします。

この出血は、排卵を伴わない出血ですから、正確には月経ではなく消退出血と呼びます。

このような消退出血以外の時期に、ピルを内服していると不正出血を起こすことがあります。多くの場合はピルの副作用です。報告にもよりますが、約20%の人が不正出血を経験するとも言われ、少なくない副作用と言えます。

ピル×不正出血の詳細

ピルによる不正出血はそこまで多くないことがほとんどですが、多く出る人もいます。

また、色も様々です。赤色、茶色、うっすらピンク色、織物に血が混じっている状態など、様々な状態での出血がありますから、出血の状態によってすぐに治療をしなければならない、すぐに内服をやめなければならないなどの判断は難しいものです。

こんな場合は病院へ

ピルを内服し始めてからすこし出血している程度であれば様子見でかまいません。

しかし、出血量が普段の月経よりも多いなど、明らかに異常な量出血している場合や、痛みを伴う場合、休薬期間と内服期間関わらず常に出血し続けている場合などには病院を受診した方が良いでしょう。

ピルで不正出血が起こる要因

ピルの副作用による出血は、飲み始めてから1-3ヶ月ぐらいに起こりやすいと言われています。では、なぜ出血が起こるのでしょうか。

なぜ起こるのか

エストロゲンとプロゲステロンが少ないと、脳は卵胞刺激ホルモンというホルモンを分泌し、卵巣が活発に活動を始めます。

その後種々のホルモンの活動を通して、月経が起こります。しかしピルを内服すると、脳が卵胞刺激ホルモンを分泌する事が無くなります。卵胞刺激ホルモンの作用として排卵がありますから、ピルを内服していると排卵が起こらず、妊娠することはありません。

また、エストロゲンとプロゲステロンは子宮内膜を増殖させ、受精卵が着床し妊娠することを助けます。妊娠しなければ子宮内膜は脱落し、月経となります。

ピルは、体内で分泌されるエストロゲンやプロゲステロンにくらべ圧倒的に少ない量ですから、子宮内膜の増殖は極軽度となり、月経に伴う出血の量が減少し、月経に伴う症状も軽くなります。
なお、月経は排卵に伴うものを指しますから、正確にはピルを内服後の出血は月経ではなく、消退出血と呼びます。

エストロゲンとプロゲステロンが常に高い状態だと、少量とは言え子宮内膜が過度に増殖してしまいます。そのため、ピルは生理終了後から3週間内服、1週間休薬という飲み方をすることで、休薬中にエストロゲンとプロゲステロンが低下し、消退出血を起こすようにします。

ピルを内服し始めた頃は、まだ子宮内膜は通常の月経に合わせて肥厚している状態です。
ですので、エストロゲンやプロゲステロンが補充されてもホルモンバランスはまだ不安定で子宮内膜は剥がれやすくなります。まだ肥厚している子宮内膜が剥がれやすくなりますから、それだけ多めの不正出血が起こりやすいと言う事になります。

内服を数ヶ月継続すると、子宮内膜は薄めの状態が維持されますから、不正出血は無くなってくることが普通です。

飲み忘れでも発生する

ピルを内服していると子宮内膜の脱落を抑える事ができ、休薬期間にホルモンの作用が無くなることで子宮内膜が脱落するわけですから、飲み忘れてホルモンの濃度が低下することによっても子宮内膜の脱落はおこります。

ですので、飲み忘れてしまうと不正出血がおこりやすいと言えます。

ピル以外の不正出血要因

感染症

膣炎、子宮内膜炎など、炎症性疾患の場合には出血が出ることがあります。熱を伴うこともありますし、伴わないこともあります。痛みもある場合とない場合がありますから、症状だけで判断は困難です。出血が続く場合や膿も見られる場合などには病院を受診しましょう。

良性腫瘍

子宮ポリープ、子宮筋腫などがある場合には出血を伴う場合があります。特に子宮筋腫は、ホルモンの影響で増大しますから、ピルの内服で出血しやすくなります。

悪性腫瘍

子宮頸がん、子宮体がんなど、子宮や膣、卵巣に関わる腫瘍の場合、出血が続く場合があります。出血以外の症状が出ることは少ないですが、ピルの内服にかかわらず、また周期にかかわらず出血が出続けるときは要注意です。産婦人科を受診しましょう。

まとめ

 

ピルの副作用で不正出血が起こる

ピルは内服することで不正出血がおこる事があります。特に内服開始後1ヶ月から3ヶ月頃に多く、内服を継続することで次第に減少していきます。

副作用が起こったら

出血が起こってもその場では焦る必要はありません。暫く経過を見ましょう。ピルの内服にもかかわらず出血が出続けたり、膿が出たり、熱が出たりといった異常がある場合には産婦人科を早期に受診しましょう。

ピルを処方してもらう

ピルは避妊のために飲むものというイメージがありますが、定期的に内服する事で生理の出血量を減らしたり、生理の時期を安定化し、不正な出血を減らすことができます。しかし、副作用などのリスクもありますので服用する前に医師に相談してみることが大事です。

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まとめ

出血をコントロールしたくてピルを内服し始めた人にとっては急に不正出血が起こると不安に思われるのも当然かと思います。先ずは落ち着いてそのまま内服を続けましょう。不安があれば、産婦人科を受診して相談するのも一手です。