種類別費用の相場
ピルってどのくらいコストがかかるんだろうと思っている人がきっと多いはず。自分の症状や状況に合わせてピルを選ぶことも大事ですが、それぞれのピルの月額もピルを考えている人や続けたいと思っている人にとって気になる部分ですよね。
ここでは3種類のピルの説明もしつつ費用の相場をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ピルの種類
種類 | 価格相場 |
---|---|
低用量ピル | 2,000〜3,000円 |
中用量ピル | 5,500円 |
アフターピル (レボノルゲストレル法) |
8,000〜15,000円 |
アフターピル (ヤッペ法) |
4,000〜8,000円 |
低用量ピル
低用量ピルとは一般的に広く使われている経口避妊薬で、効果は避妊の他にも生理痛改善やPMS改善、肌荒れ改善が期待できます。
低用量ピルの相場は2,000円〜3,500円程度で種類は主に4種類あります。第一世代と呼ばれるノルエチステロンは月経困難症を改善する効果があります。
比較的ポピュラーな第二世代のレボノルゲストレルは主に生理周期の安定を図ります。そして第三世代のデソゲストレルや第四世代のドロスピレノンは肌荒れ改善やニキビ予防に効果的です。
自分に合ったピルを選ぶことは簡単ではありませんが、ゆっくり丁寧に自分の症状と向き合ってみてくださいね。
中用量ピル
中用量ピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つを組み合わせて作られたピルのことです。
主に月経困難症の治療や月経移動などにとても効果を発揮します。
低用量ピルにも同じ効能がありますが中用量ピルの方が含有量が多いため、より高い効果が期待できます。
また飲み忘れた時のリスクが低用量ピルより低いというのも嬉しいポイントですね。
しかし効果と同様に副作用が強いというのがデメリットとして挙げられます。
中用量ピルの価格相場は約5,500円です。基本的に種類は1種類で低用量ピルが1シートあたり28錠なのに対して中用量ピルは21錠と量が少ないのも特徴です。
アフターピル
アフターピルは別名緊急避妊薬とも言い、名前の通り望まない妊娠を防いだり避妊に失敗してしまった時などに用いられます。
上記で説明したピルとは違い、アフターピルは避妊に失敗した直後から72時間以内に服用することで効果を得られます。
アフターピルには主に2種類あります。レボノルゲストレル法の価格相場は8,000円〜15,000円となっています。副作用がほとんどなく、72時間以内に1錠服用するだけで95%もの避妊効果が期待できるのが特徴ですね。
もう一つはヤッペ法で、価格相場は4,000円〜8,000円となります。
こちらは72時間以内に2錠服用して、その12時間後にもう2錠飲む必要があります。
避妊成功率は60%とレボノルゲストレル法よりも効果は低いです。また副作用も強いので、以上の点を踏まえるとコストが高くてもレボノルゲストレル法の方がおすすめできます。
入手方法
ここではピルの入手方法を大きく3つに分けて紹介しますね。
それぞれのメリットやデメリットも説明するので、ピルを選ぶ際には自分のニーズに合わせて慎重に選んでみてください。
入手方法
メリット | デメリット |
---|---|
・クリニック処方 ・保険が適用される。 ・婦人科系疾患を一緒に検査できる。 ・受診に時間がかかる。 ・初めての人にはハードルが高い。 ・オンライン処方 ・いつでも予約ができる。 ・気軽に相談ができる。 ・空き時間を利用できる。 |
・送料がかかる。 ・薬が届くまでに時間がかかる。 ・副作用を自分で気にしなければいけない。 ・その他 ・安く手に入る。 ・安全性の保証がない。 |
クリニック処方
クリニック処方の一番のメリットは保険適用となる点です。
実際に病院へ行って受診した際に、医師が治療を目的としてピルを処方する場合は保険適用となります。
もちろん種類によっては自費のものも存在しますが、基本的には保険が適用されるので安心してピルを服用することができますね。また婦人科系疾患の定期検診もピルの処方とともに受けることができるので、他の病気を未然に防ぐことができるというのもクリニック処方をおすすめする大きな理由です。
デメリットとしては、忙しい人にとって病院の待ち時間にストレスを感じたり、初めての人にとっては受診することにかなりの勇気がいるという人もいるという点が挙げられます。
オンライン処方
オンライン処方のメリットとしてLINEなどのチャットを用いていつでも予約ができたり、気軽に相談ができるという点が挙げられます。
ピルを始めてみたいけど病院に行くのはハードルが高いと感じる方には嬉しいポイントですよね。
薬も自宅に届くのでわざわざ取りに行く必要もありません。空き時間を利用できるので病院に行く時間がないという人にもおすすめの入手方法といえます。
デメリットとしては、自宅に届く際にかかる送料で結果的に料金が高くなってしまう場合があります。また検査を直接受けることができないため、副作用などがあらわれたときは早めに誰かに相談する必要がありますよ。
オンラインで処方を受けられるクリニック
おすすめのオンライン処方サービスを表にまとめました。
クリニック名 | 特徴 | 価格 |
クリニックフォア | ・アプリ不要でスマホやPCで操作可能 ・初診から薬の処方可能 ・薬は最短当日発送翌日到着 |
初回診察料1,650円+送料550円 (定期配送は15%オフで月々2,783円〜) |
スマルナ | ・アプリで診察予約から薬の郵送まで完結 ・チャットで医師や助産師に女性特有疾患や、女性の悩みを相談できる ・薬は最短当日発送翌日到着 |
低用量ピル:2,380円〜 中用量ピル:2,900円〜 アフターピル:9.480円〜 |
DMMオンラインクリニック | ・産婦人科医と薬剤師監修のもと薬を処方 ・最短当日到着 ・当日診察も可能 |
診察料0円、送料550円 低用量ピル:3,179円〜(1シート) ※ピルの種類によって異なる |
他手段
日本ではピルの市販が禁止されているため、ドラッグストアなどでは買えません。
ですが、インターネット上にはさまざまな種類のピルを安く手に入れることができるネット通販があります。
しかしそのようなネット通販に出回っているピルは海外からの個人輸入がほとんどで、日本では安全性や有効性が確認されていません。
そのため激しい副作用に見舞われたり、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
またそれによる副作用で受診しても診てもらえなかったり保険が適用されなかったりするのでできるだけ正しい方法でピルを入手することをおすすめします。
最もコスパがいいのは?
「ピル=お金がかかる」と思っている人が多いのではないでしょうか。
ピルは長く付き合っていくものなので、できればコスパ良く手に入れたいですよね。
そこで、ここでは最もコスパよくピルを入手する方法をご紹介します。
それぞれの良さも踏まえて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
コスパNo.1は...
ピル単体の値段は保険適用される医療機関での処方がおすすめできますが、医療機関に行くまでの交通費や診察費、検査費などを考慮するとオンラインでの処方がおすすめです。
オンライン処方も送料がかかりますが、結果的にはオンラインの方が料金が安くすむことが多いです。
タイプ別のおすすめ
ピルの効果や種類、副作用や病院に行く目安など細かいところまできちんと教えてほしいという人は医療機関で処方してもらうのがおすすめです。
対面でしっかり話を聞いてくれますし、随時相談に乗ってくれるので早く答えがほしい!という人はぜひクリニックでの処方を検討してみてください。
逆に、ピルについて知識がある方やピルの処方経験がある方はオンラインでの処方もいいかもしれませんね。自分にはどちらが合うのか見定めて気軽に受診してみてください。
まとめ
値段概要
ピルは種類に応じて値段も変わってきます。自分がどうしたいか、何をよくしたいのかを時間かけてでもしっかりと考えることが、最もコスパ良く症状を改善する近道となりますよ。
おすすめの処方方法
病院を直接受診することに抵抗がある人や時間がない人はオンライン処方、
じっくり話を聞きたいし随時相談にも乗ってもらいたい人にはクリニック処方がおすすめです。
またそれぞれのメリットやデメリットも紹介したので、そこも踏まえて自分に合ったピル処方ができたらいいですね。
まとめ
いかがでしたか?今回はピルの種類に応じた価格相場とピルの処方手段の説明、コスパよくピルを入手する方法をご紹介しました。ピルは女性にとって長く付き合っていくものなので、よりよい選択ができるお手伝いができたら嬉しいです。