「生理前はささいなことでイライラする!」
「PMS(月経前症候群)って、生理痛とはちがうの?」
このように、生理前後の体調不良や感情のゆらぎに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、女性の身体は生理周期に合わせてさまざまな症状を感じやすいからです。
そこで今回は、最近よく耳にするようになったPMSの症状や生理痛との違いなどについて紹介しています。
さらに生理痛やPMS症状の緩和に効果があるピルを手に入れる方法もお伝えします。
では生理痛やPMSにお悩みの方に役立つ情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。
PMSと生理痛は何か違うの?
PMSと生理痛は女性の生理周期に関する症状で、この2つはよく似ています。しかし、それぞれ違う症状を指します。
それでは、PMSと生理痛の違いについて解説します。生理前後の体調や症状をよく理解して、ピッタリな対処方法を見つけましょう。
PMSとは
PMS(月経前症候群)は、生理の前に生じるさまざまな症状のことであり、以下の症状が広く知られています。
PMSの代表的な症状は、
- 頭痛
- 腹痛
- 関節痛
- 情緒不安定(感情が不安定になる、イライラするなど)
- 憂鬱(気力がわかない、自分に批判的になるなど)
主にこのような症状があります。
これらの症状はホルモンバランスの変化が原因で、PMSと呼ばれています。PMS症状は生理(月経)が始まる前に現れるため、月経前症候群と呼ばれています。
PMS症状の特徴は、身体的な不調に加えて感情のコントロールが難しくなることです。なので生理前にイライラして怒りすぎたり、怒ったことに落ち込んだりするのはホルモンの影響といえます。
こうして多くの女性を悩ませているPMSですが、個人差が強く症状が現れるタイミングや種類も異なります。なので女性同士でもなかなか分かり合えず、ツラい症状を我慢する方が多いのが現状です。
生理痛とは
生理痛は生理中に生じる痛みや不快感のことで、主に腹痛や下腹部の痛みを引き起こします。この生理痛の原因は子宮内膜の収縮で、陣痛と似たメカニズムです。
生理痛は多くの女性が経験する症状ですが、痛みの程度や期間も異なります。もし痛みが強くて仕事や学校に行けない方や市販薬が手放せない場合には、婦人科を受診を検討するタイミングかも
PMSと生理痛2つの違い
PMSと生理痛2つの主な違いは、症状の種類と症状が現れるタイミングです。
生理痛は主に生理中の腹痛ですが、PMSは月経前に現れるさまざまな症状を指します。またPMSには情緒的な症状(無気力や苛立ち)も含まれますが、生理痛には感情的な症状はありません。
治療法は?
ここまでは生理痛とPMSについてお話ししましたが、このツラい症状に対する治療法はあるのでしょうか。
では、PMSと生理痛を緩和するために有効な対処法をご覧ください。
特効薬はないが、症状緩和はできる!
生理痛とPMSのどちらも治療法はありません。
しかし、症状を緩和することは可能です。たとえば鎮痛剤や漢方薬は、生理痛の痛みを和らげるのに役立ちます。一方、PMSの場合は、ピルを使用して症状を改善できます。
生理痛の場合
生理痛の治療法は、症状によって異なります。
もし症状が軽い場合には温かいお風呂や軽い運動などで血行を改善することが効果的です。
一方で症状が重い場合は医師に相談して、薬の処方を受けることもあります。その場合は主に鎮痛剤や抗炎症薬などが使用されます。
PMSの場合
PMSの場合も、症状の具合によって治療法は異なります。
症状が軽い場合は、自律神経を整える生活習慣が効果的です。具体的には、適度な運動やバランスの良い食生活、さらにストレスを減らすためにリラックス方法を取り入れることが大切です。
しかし症状が重い時は医師に相談して、薬を処方してもらうこともできます。PMSの治療で主に使用されるのはピルで、ホルモンバランスを整えPMS症状の改善が期待できます。
ピルには低用量、超低用量などの種類がありますが、PMSの治療目的では超低用量ピルが最も一般的です。
ピルで対策できる?
「PMSの治療にピルが役立つ?」「ピルって避妊薬じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
しかしピルにはPMSや生理痛を軽減する効果があります。では、ピルの効果や種類について解説します。
ピルの効果
ピルの効果で、一番よく知られているのは避妊効果です。
しかしピルには避妊効果のほかにも、生理痛や生理不順の緩和に効果があります。これはピルが体内に含まれる女性ホルモンを補うことで、ホルモンバランスを整えるためです。
ただしピルには副作用もあるため、医師の指示に従って正しく服用することが大切ですよ。
ピルの種類
一口にピルと言っても、ピルには中用量、低用量、超低用量の3つの種類があります。
最初に中用量ピルは、ホルモンの量が比較的多く避妊効果が高い反面、副作用のリスクが大きいとされています。次に低用量ピルは、中用量ピルよりもホルモンの量が少なく、副作用のリスクは低いです。
最後の超低用量ピルは、低用量ピルよりもホルモンの量がさらに少ないので副作用のリスクが最も低いとされています。
この超低用量ピルは、PMSや生理痛を緩和するために処方されます。ピルの服用は体内のホルモンバランスを整えて、効果的に生理痛やPMSの症状を緩和できます。
副作用には注意!
ピルを飲み始めると吐き気や頭痛、胸の張りや痛みなどの副作用を感じる方もいます。まれに、血栓症や肝臓の損傷などの重篤な副作用が起こる場合があります。
しかし多くの場合、副作用は軽く一時的なものです。飲み始めてから2~3ヶ月経過すると、自然に改善されます。
もし副作用を感じ始めたらたくさん自分を甘やかして、様子をみながらできれば3ヶ月続けてみてください。
ピルを手に入れるには?
生理前後の不調を緩和するために便利なピルですが、医師に処方してもらう必要があります。
医師の診察を受けるためには、クリニックに行く方法とオンラインサービスを利用してピルを送ってもらう方法があります。
クリニック受診
一般的にピルは、婦人科やクリニックで処方されます。クリニックで処方してもらう場合は、婦人科などの専門医を受診する必要があります。
クリニックを受診すれば直接医師に相談できるため、体調や症状に応じた適切な処方箋がもらえます。さらに必要に応じて健康診断や検査を受けることができますよ。
しかし、受診には時間がかかる点や受診にかかる費用が発生することがあります。
オンライン処方
最近では、オンラインでピルを処方してもらえるサービスもあります。オンライン処方の場合も医師との相談が必要ですが、自宅に居たまま手軽にピルの処方箋をもらうことができます。オンラインで処方されたピルは、自宅まで郵送で届きますので手間なく受け取れますよ。
ただしオンラインサービスを利用する場合は、クレジットカードなどの準備が必要になることも多いので注意です。
おすすめのサービス
おすすめのオンライン医療サービスとしては、以下のものがあります。
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クリニック名 | クリニックフォア | スマルナ | DMMオンラインクリニック | メデリ |
特徴 | ・アプリ不要でスマホやPCで操作可能 ・初診から薬の処方可能 ・薬は最短当日発送翌日到着 |
・アプリで診察予約から薬の郵送まで完結 ・チャットで医師や助産師に女性特有疾患や、女性の悩みを相談できる ・薬は最短当日発送翌日到着 |
・産婦人科医と薬剤師監修のもと薬を処方 ・最短当日到着 ・当日診察も可能 |
・LINEから診察予約が可能 ・初月ピル代と診察料が無料 |
1ヶ月あたりの費用 | 2,783円/月~ ※送料は別途550円(税込) |
2,380円/月~ ※送料は別途550円(税込) |
1,980円/月~ ※送料は別途550円(税込) |
低用量ピルは初月ピル代0円 2シート目以降:2,970円/月~ ※送料は別途550円(税込) ※送料無料のおまとめプランあり |
初診料 | 1,650円(税込)
※本サイトのリンクから申し込みを行うと初診料が0円になります! |
1,500円(税込) | 0円 | 0円 |
おくすり到着まで | 最短翌日到着 | 最短翌日到着 | 最短当日到着 | 最短当日発送 |
診療方法 | アプリや、カメラ、マイク付きの スマホ、パソコン、電話診療も可能 |
アプリ内でテキストや動画チャットで診察 | ビデオツール | FaceTimeもしくは、Google Meetを使用 |
診療対応時間 | 【平日】9:00~20:30 【土日】9:00~18:30 |
24時間対応 「スマルナ医療相談室」は10:00〜18:00、 「カスタマーサポート」は10:00〜20:00まで対応 |
【平日】8:00~22:00 【土日】8:00~21:00 |
24時間対応 |
年齢 | 15歳以上 | 18歳以上 ※18歳未満の方には保護者様の同意・同席を必須 |
18歳以上 ※18歳未満は保護者同伴での診察 |
18歳以上 ※18歳未満の方には保護者様の同意・同席を必須 |
いずれの場合も、診察を受けた後に医師によってピルが処方されます。しかしオンラインサービスを利用する場合には、対面診療に比べて必要な検査を受けられないことがあるため注意が必要です。
メリットとデメリットを考慮して、自分に合った方法でピルを手に入れることが大切です。
まとめ
PMSと生理痛には特効薬がないものの症状を緩和できるため、PMSに悩む女性にとってピルは有効な対策の一つといえます。
しかしピルは医師の処方箋が必要であり、クリニックなどでの診察が必須です。最近ではオンラインで処方箋をもらえるサービスもあるので、適切なピルを選びましょう。
今回は、PMSと生理痛の違いやピルの効果などについてお話しました。女性にとってつらい症状であるPMSと生理痛ですが、適切な治療法を選ぶことで症状を軽減できます。
一人で我慢せず生理前後も快適に過ごせるように、ぜひ医師に相談してみましょう。