「楽しみにしていた旅行と生理日が重なりそう!」
「大事な予定がある日はいつも生理が来る…」
このように、大切な用事がある時に限って生理が重なって悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんなときに役立つのがピルです。ピルを使えば生理予定日を調整でき、大切な用事をスムーズに行えます。
この記事ではピルの効果と生理のずらし方、さらにピルの入手方法などについてお話しします。これを読むことでピルについて理解し、生理予定日の移動方法がわかりますよ。
ではピルで生理予定日を調整する方法と副作用について、ぜひご覧ください。
ピルについて知ろう
ピルのイメージは、昔に比べてずいぶん改善されてきたように感じます。
しかしいまだに一部の人々は、ピル服用者を性に解放的な人と誤解していることがあります。たしかにピルを正しく使用できれば、有効な避妊方法の一つです。でも、ピルの効果は避妊だけではありません。
それではピルについての情報を紹介します。
ピルとは?
ピルは経口避妊薬の一種であり、女性ホルモンが含まれているホルモン剤です。
最も有名なピルの効果はやはり避妊効果ですが、その他にも生理痛や生理不順の改善など健康上の効果があります。
ピルの種類
ピルには、中用量、低用量、超低用量などの種類があります。この中でホルモンの量が多いのは中用量ピルで、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの両方が含まれています。
次に低用量ピルは、エストロゲンの量が少なく含まれています。最後の超低用量ピルは、エストロゲンもプロゲステロンもとても少量しか含まれていないピルです。
ピルの効果的な活用法
ピルの効果は、さまざまな面で女性の体を守るために役立ちます。さらにピルを適切に使用することで、生理周期の調整も可能です。
ピルは生理周期を安定させるためによく使用されます。現在では低用量ピル服用者の約8割が、避妊以外の目的で内服していると言われています。
また、PMS(月経前症候群)の改善にも効果があることが知られています。PMSは生理前に発生する体調不良や感情的な問題などが主な症状で、多くの女性が経験する問題の一つです。PMSの原因はホルモンバランスの変化なので、ピルに含まれる女性ホルモンはPMS症状を軽減できます。
ピルで生理を遅らせる?
生理が重なる予定の旅行やイベント前にピルで生理を遅らせたいと思う人もいますよね。
ここでは、ピルを使って生理を遅らせる方法について説明します。
生理をずらすことができる?
ピルを使用すれば生理を遅らせたり、早めたりできます。
ピルで生理移動ができるのはピルの成分が女性ホルモンを補い、生理周期を調整するからです。
しかし、ピルには副作用や注意点があるため、適切な使い方をすることが大切です。
何日までずらせるの?
ピルを服用することで生理予定日をずらせます。ただし、方法によって移動できる日数には限度があります。
・生理を早める場合:
低用量ピルや中用量ピルを服用して、生理日を1週間程度前倒しできます。
・生理を遅らせる場合:
中用量ピルを利用して、最長で約7日間生理を遅らせられます。
ただし中用量ピルは低用量ピルよりも副作用のリスクが大きいため、医師と相談した上で使用することが重要です。
そしてピルの飲み方によってずらせる日数にも変化があるため、正しい方法で使用しましょう。
生理移動には注意点がある?
生理をずらすためにピルを使用する場合、以下の注意点があります。
- ピルの使用方法を間違えると、生理移動に失敗する場合がある
- ピルの使用により、生理周期が乱れることがある
- 副作用が発生する可能性がある
特に中用量ピルは、低用量ピルよりも副作用のリスクが大きいことが知られています。副作用には吐き気、頭痛、胸の張りや痛み、不正出血などが含まれます。ただし個人差があり、副作用がある人とない人がいます。
そのため生理をずらす場合は、必ず医師の指示に従い、正しい使用方法を守ることが重要です。
ピルを飲むとどうなるの?
月経移動のためにピルを服用することは一般的な方法です。そのため生理周期が一定してない場合や特別なイベントがある時に役立ちます。
生理移動のためのピルは、低用量ピルと中用量ピルの2つのタイプがあります。
ここでは、月経移動のためにピルを服用することのリスクや副作用について説明します。
正しい飲み方は?
ピルを使用して生理を移動するには、医師の指示に従い正しく服用することが大切です。
【低用量ピルを使った早める方法】
低用量ピルで生理を早める場合は、前回の生理が始まってから5日以内にピルの服用を始めます。
その後、希望する生理開始日の2〜3日前まで毎日1錠ずつ飲み続けます。ピルは同じ時間に毎日飲むことが重要です。
【中用量ピルを使った早める方法】
中用量ピルで生理を早める時は、低用量ピルと同様に前回の生理が始まってから5日以内にピルの服用を始めます。
その後、毎日1錠ずつ10-14日間飲み続けます。こちらもピルは同じ時間に毎日飲んでください。服薬終了後数日で生理がきます。
【中用量ピルを使った遅らせる方法】
中用量ピルで生理を遅らせるケースでは、前回の生理が始まってから5日前までにピルの服用を始めます。
その後、希望する生理開始日までピルを継続して飲み続けます。ただし、1回の生理周期中に服用するピルの錠数が増えるため、医師の指示に従って正しく使用しましょう。
生理はいつ来るの?
ピルの服用を中止した後いつ生理が来るかについては、多少のばらつきがあります。
ですが一般的にはピルの服用を止めてから、通常は2〜3日以内に生理が始まります。しかし個人差があるため、1週間以内に生理が始まることもあります。
その他の症状は?
ピルを服用することには胃痛や倦怠感などの副作用が発生する場合があります。これらの症状が重い場合は、医師に相談することが必要です。
また、ピルは血栓症や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。医師と話し合い、自分に合ったピルを選びましょう。
特に中用量ピルは、低用量ピルよりも副作用のリスクが高いため、あらかじめ注意点をきいてから使用することをおすすめします。
ピルを手に入れるには?
生理を移動するために必要なピルは、医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。
医師に相談する方法は、クリニックを受診する方法とオンライン受診を利用して、ピルを手に入れる方法があります。
クリニック診療
クリニック受診のメリットは、医師に直接相談できる点です。対面受診は安心感があり検査や健康チェックができるので、あなたの健康状態に応じたピルが処方されます。
しかし予約や診療時間に制限があるため、時間がかかることも。さらに交通費や往復時間を要することもあります。
オンラインサービス
最近では、オンライン受診のみでピルを処方するサービスもあります。オンライン処方の場合も医師との相談が必要ですが、自宅に居たまま手軽にピルの処方箋をもらうことができます。
オンラインサービスのメリットは、自宅から利用できるため手軽で円滑に診察が終わるため、時間に制限が少ないことです。さらに診察料や送料が無料の場合もあり、お得に感じます。
おすすめのオンライン医療サービスとしては、以下のものがあります。
CLINIC FOR
クリニックフォアは、診療予約からお薬の処方まで完全オンラインで完結します。土日祝も診療しているので、お仕事で忙しい方にもおすすめです。
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スマルナ
自分に会う医師を選んで受診し、ピルの処方を受けられます。診察料は診察料1,500円(税込)です。
いずれの場合も、診察を受けた後に医師によってピルが処方されます。オンラインで処方されたお薬は、実際に自宅へ郵送してもらえるので安心ですよ。
しかし医師に直接相談できないため不安感がある場合があり、また、健康状態のチェックが不十分な場合があるため、健康リスクが高い人には向かないというデメリットがあります。
比較
クリニック受診は、健康状態に不安がある人や初めてピルを処方される人におすすめです。
一方オンラインサービスは、健康状態に問題がなく、継続してピルを服用する必要がある人に向いています。
また忙しくて時間が取れない人にもおすすめです。
ただし、健康状態に不安がある場合はクリニック受診をおすすめします。
まとめ
ピルを使って生理をずらすには、低用量や中用量のピルがあります。
中用量のピルを使って最長で7日間生理をずらすことができますが、副作用のリスクが低用量より高いことに注意が必要です。
ピルの正しい服用方法や副作用についても理解しておくことが大切です。
ピルを手に入れる方法としては、クリニックで処方してもらう方法とオンラインで受診してピルを送ってもらう方法があります。
ただし、ピルを使って生理をずらす場合は早めに医師と相談することが大切です。