平均的な生理周期は?
まずは平均的な生理周期について正しく知っていきましょう。
正しい生理周期を知れば、自分の生理周期が短いのか、そうではないのかがわかります。
ここでは、生理周期の数え方や、平均値をご紹介します。
生理周期の数え方は?
自分の生理周期を知るためには、正しい生理周期の数え方を知っておく必要があります。
生理周期は、月経の初日を1日目としてカウントし、そこから次の月経の前日までがひとつの月経周期となるのです。
平均的な生理周期は?
生理周期の平均値は、1周期で25日から38日とされています。毎回同じ周期であるという人もいれば、その時によって生理周期がバラバラになる人もいますが、毎回一定でなくても多少ずれがあるぶんには全く問題ありません。
一般的に、毎回プラスマイナス6日のずれがあるぶんには問題ないとされています。
ただし、この周期よりも早すぎたり遅すぎたりする、あるいは6日以上のずれがある場合には、平均的な生理周期とは言えません。
平均の周期の範囲を超えている人は全体の2割程度といわれています。
年齢によって違う?
生理周期は、年齢によって異なります。
生理がはじまる10代は、女性ホルモンの分泌量が不安定ということもあり、生理周期は乱れがちで、最初の生理から次の生理まで2~3ヶ月ほど空くということも珍しくありません。
20代を過ぎるとホルモンバランスも安定してくるので、生理周期も徐々に安定してきます。
とある調査データによれば、25~29歳の平均生理周期は30.3日とされています。
その後、年齢が上がるにつれて、女性ホルモンの分泌量が減ってくるということもあり30代後半あたりから生理周期は少しずつ短くなってきており、40代では27.4日と10年間で約3日程度短くなっています。このことから、生理周期は年齢代によって異なるということが分かっているのです。
加齢による卵巣機能の低下が、生理周期を短くする要因になっているのではないかと考えられています。
短くなる原因は?
生理周期はなぜ、短くなってしまうのでしょうか。ここでは、年齢に限らず生理周期が短くなってしまう原因として考えられる主なものを3つご紹介します。
個人差
生理周期は個人差が非常に大きいといわれています。
初潮が来るタイミングや閉経するタイミングが人によって異なるのと同じように、生理周期にも個人差があるのです。
初潮については体重やBMIが関与し、体格の良い方の方が早く来るといわれているのですが、生理はこのように体重も大きく関係していることが分かっていて、生理周期もこれに準じます。
なので、生理周期は人と比べるのではなく、自分の毎月の生理発来状況を見て、短くなっているかどうかを考えるようにしましょう。
例えば、ダイエットをして急激に痩せたあるいは、何かしらの理由で急激に太ってしまった場合には生理周期にも影響する可能性が十分にあります。
また、生理がはじまったばかりのタイミングや閉経前も生理周期が短くなります。
病気
生理周期には女性ホルモンが大きく関係しているため、周期が短くなっているという場合には卵巣などに何か病気が隠れている可能性も考えられます。
一般的に、生理周期が短くなる場合には2つの病気が隠れている可能性があります。
1つは、卵胞期短縮症といって、言葉通り卵胞期が短くなってしまう病気です。生理から排卵までの期間が短くなるため、生理周期が短くなるのです。
もう1つは黄体機能不全といい、プロゲステロンという黄体ホルモンが卵巣から分泌する期間が短くなる病気です。その結果、黄体期の期間が短くなり、生理周期が早まります。
黄体機能不全は不妊の一因にもなり、女性の妊孕性に深く関係します。
ストレス
女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンは脳からの指令によって分泌されます。ところが、ストレスなどによって脳に何かしらの影響が出ると、女性ホルモンの分泌量は低下してしまいます。
そうすると、生理周期が短くなるのです。
対策はあるの?
生理周期が短いことに悩んでいるという方に何かできる対策はあるのでしょうか。
生理周期が短い方は薬でなんとかできるのか、薬を使う以外に改善させる方法はあるのかなどを解説していきます。
薬はある?
生理周期が短いのを確実に治せるというわけではないですが、安定した生理周期へ戻せる可能性が高くなる方法として、ピルの使用があります。
ピルで女性ホルモンを毎回同量で補充していくことによって生理周期が安置し、生理周期が短いという悩みを解消できるのです。
ピルの中でも超低用量ピルの場合は、副作用のリスクも低いうえに、生理が短いという悩みを改善できる可能性があるのです。
ピルを手に入れるには?
ピルを手に入れるためには、婦人科や産婦人科で処方をしてもらう必要があります。
月経周期が短い場合には、診察をしてもらい、まずは病気の可能性があるかどうかを診断してもらうことが必要です。
病気が原因であった場合には、その病気を改善するための薬が処方されるのでピルを処方してもらうことは難しいかもしれませんが、病気が原因でない場合にはピルを処方してもらえます。
ただし、月経周期の改善のためのピル処方は保険適用外になる場合が多いのが現状です。
医療機関は開院時間も限られており、待ち時間も発生するので特に学生や社会人では通院が難しくなる方もいらっしゃいます。
ピルはオンラインでも処方してもらえます。オンライン処方を活用すると、待ち時間もほぼなく、自宅でピルを処方してもらえるので通院の必要もありません。そのため、オンライン処方の活用が、短い生理周期改善のためにピルを服用しようと検討している方にはおすすめです。
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薬を使わない方法は?
薬を使わなくても、ホルモンバランスを整えていくことで生理周期を改善できます。
生活習慣を見直してバランスのとれた食事を積極的に摂ったり、睡眠時間を確保したり、運動をしたりといったことでも、ホルモンバランスの改善が期待できます。
また、ストレスが溜まっていると感じたら、ストレスが発散できるように行動するのもおすすめです。
さらに、栄養バランスあるいはホルモンバランスを見直すためにサプリを活用するのも良い方法です。
女性ホルモンの改善を謳うサプリは少ないですが、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが含有されたサプリを活用すると、ホルモンバランスに良い影響を与えてくれるかもしれません。
まとめ
生理周期には個人差が大きく関係しています。そのため、まずは、自分の生理周期を知っておくのが大切です。
そのうえで、生理周期が短いと感じたらまずはホルモンバランスを整える努力をしてみましょう。
くわえて、婦人科などでメディカルチェックをし、病気の可能性がなければ生活習慣の見直しと併せてピルの服用を検討してみても良いかもしれません。