ピルってホントに妊娠しない?アフターピルなど、ほかの避妊方法と比べてみた!

「ピルを服用すれば、妊娠しない」ときいたことはあるけど、ホント?
「いつかは子どもがほしいけど、いまは妊娠できないなあ」

そんなことを考えている方も多いのではないでしょうか。

妊娠などの問題は女性にとっては、とてもデリケートな話題ですよね。
いろいろ不安や悩みはあるけど、親しい友達にもなかなか相談できない…と悩む人、実はとても多いんです。

子どもがほしい!と思った時の妊娠は大きな喜びですが、女性の身体に負担となるので慎重になりますよね。

毎日頑張っているあなたが自分らしく過ごすために、ピル服用での避妊率やピル入手方法までご紹介します!

ピルの避妊率は99.7%

ピルの避妊率はなんと99.7%です!ほかの避妊方法と比べても圧倒的に効果が高いんですよ。

どの避妊方法にも言えることですが、100%ではないのでピルの場合は100人に0.3人は妊娠する可能性があるので注意が必要です。

ほかに避妊方法は?

ピル服用以外の避妊方法は、大きく4つです!

〇子宮内避妊具(ミレーナ、銅付加、ペッサリーなど)
〇避妊手術(男性:パイプカット、女性:卵管結紮術)
〇コンドーム
〇アフターピル

知っているものも多いのではないでしょうか。

ピルとほかの避妊法を比べてみる!

ほかの避妊方法での避妊率をご紹介します。

●避妊手術…男性:99.9-99.8%、女性:99.5%
●子宮内避妊具(ミレーナ)…99.8%
●低用量ピル…99.7%
●アフターピル(72時間以内の服用)…97-99%
●コンドーム…92-98%

今回は、避妊率で並べました。
ピルは女性ができる避妊方法の中では、とくに負担が少ないのが特徴です。ピルの服用を止めれば、再び排卵が始まるので妊娠も可能ですよ。

近年知名度が高まっている子宮内避妊具のミレーナですが、産婦人科病院での処置や通院が必要になります。

忙しい方は、ピルの服用の方がより手軽かもしれません。

避妊効果を高めるために

ピルを服用するからには避妊効果を高めたいですよね。避妊効果を高めるために、大切なことをご紹介します。

正しく服用しよう!

ピルは毎日同じ時間に服用しなければなりません。
忙しい女性にとって、同じ時間にお薬を飲むのは簡単ではないですよね。自分の生活リズムを考慮して、服用時間を決めるのがおすすめです。

毎日頑張っていて疲れやすく、寝落ちが多い。
そんな方は、朝食時や昼食時の服用がいいかもしれません。ピルの種類によりますが、ピルの錠剤は小さいので職場のお昼休みに服用しても周囲の目が気になりにくいですよ。

夜は強いけど朝は弱い。仕事の日は朝起きられるけど、休みの日はなかなか起きられない…という方も多いですよね。

そのような生活リズムの方は、お昼か夕方に服用してみるのはどうでしょう。
休日の二度寝も安心してできますよ!

もし飲み忘れたら?

「会議などが長引いて、ピルを服用できなかった。」
「うっかり飲み忘れてた!」

そんなこともありますよね。飲み忘れたときの対処法をご紹介します。

もし飲み忘れたことに気づいたのが12時間以内であれば、できるだけ早くお薬を服用してください。12時間以上遅れてしまったときは、翌日いつもの時間に2錠飲んでくださいね。

2日以上忘れてしまったときは、医師に相談してどのようにしたらいいかきいてみましょう。

ほかの避妊方法も併用して!

ピルの避妊効果が高いからといって、完全に安心はできません。

ピルはほかの避妊方法と比べても高い避妊率ですが決して100%ではないので、コンドームと併用していない場合ごく稀に望まない妊娠をする可能性があります。

もっと忘れてはいけないことは、ピルでは性感染症を予防できないということです。
残念ながら、ピルの服用での性感染症予防効果は「0」といわれています。

ピルを飲んでいるからといって避妊具を使わずに性交渉をして、クラミジアなどの性感染症になったらとても悲しいですよね。

性感染症は不快症状に悩んだり治療が長引くこともあるので、気を付けなければいけません。

アフターピルとは?

アフターピルというお薬をご存知でしょうか。
アフターピルには妊娠阻止効果があります。

アフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれていて、72時間以内に服用することで妊娠の阻止を期待できるお薬です。

コンドームが破れてしまった時など避妊に失敗した場合、緊急的に服用できます。アフターピルは服用が早いほど避妊効果が高くなるので、できるだけ早めの服用がおすすめです。

アフターピルの避妊率は?

アフターピルの避妊率は、服用時間によって違いが出ます。

服用までの時間 24時間以内 48時間以内 72時間以内
避妊率 99% 98% 97%

アフターピルの避妊効果は長く続きません。アフターピルはあくまでも、緊急用のお薬だと覚えておいてくださいね。

アフターピルの服用方法

アフターピルは、水またはぬるま湯で服用してください。
食前・食後といった決まりはありませんので、できるだけ早く飲みましょう。

「避妊失敗から72時間以内に1錠服用するお薬」や「避妊失敗から72時間以内に2錠、12時間後に2錠服用するお薬」があるので病院での説明をよく聞いて服用してくださいね。

病院によって取り扱っているお薬の種類に違いがありますが、大体の病院でお薬を選べます!飲みやすいものを処方してもらってくださいね。

ピルの入手方法は2つ

ピルを入手する方法は、「病院へ行く」または「オンライン診療」です。
日本ではピルを入手するため、医師に受診する必要があります。
医師に診察してもらうために、通院かオンラインかの2種類が選べるんです。

オンライン

オンライン診療なら、どこにいてもスマホから医師と話ができます。
診察から会計まで早ければ10分くらいで終わりますし、イヤな検査もしません。
病院を受診すると待ち時間が長くなりがちですが、待合室で知り合いに会うなどの気まずい思いをすることもありませんよ。

処方されたお薬は自宅近くの薬局で受け取れますし、宅配で受け取ることもできます。

クリニックへ通院

ほとんどの方が、通院をイメージするのではないでしょうか。

対面で処方してもらうことのメリットは、婦人科系疾患の管理をしつつお薬を選べることです。
ピルの副作用が出たときなど、体調不良をうまく言葉で伝えられなくても医師が症状に気づいてくれることもあります。

病院では、より精密な身体検査ができます。慣れた病院で定期的に検査ができるのも良い点ですよね。

ピルとほかの方法の避妊率

ピルとほかの避妊方法での避妊率をまとめました。

避妊方法 避妊率
低用量ピル 99.7%
子宮内避妊具(ミレーナ) 99.8%
避妊手術 男性:99.9-99.8%
女性:99.5%
コンドーム 92-98%
アフターピル(72時間以内の服用) 97-99%

外科的治療が不要な避妊法のなかでは、ピル服用の避妊効果が高いですね。
毎日同じ時間に服用するのは面倒ですが、女性ができる有効な避妊方法ではないでしょうか。

おすすめはオンライン診療

ピルを入手するために病院へ行く方法とオンライン診療、どちらか気になる方はありますか?

おすすめのピル入手方法は、断然「オンライン診療」です!

近年は、オンライン診療に力を入れる病院が増えてきました。
お仕事が忙しくて病院に行けないと諦めたり、評判のいい病院が通いづらい場所にある場合でもガッカリする必要もありません!

オンラインで処方を受けられるクリニック
おすすめのオンライン処方サービスを表にまとめました。

クリニック名 特徴 価格
クリニックフォア ・アプリ不要でスマホやPCで操作可能
・初診から薬の処方可能
・薬は最短当日発送翌日到着
初回診察料1,650円+送料550円
(定期配送は15%オフで月々2,783円〜)
スマルナ ・アプリで診察予約から薬の郵送まで完結
・チャットで医師や助産師に女性特有疾患や、女性の悩みを相談できる
・薬は最短当日発送翌日到着
低用量ピル:2,380円〜
中用量ピル:2,900円〜
アフターピル:9.480円〜
DMMオンラインクリニック ・産婦人科医と薬剤師監修のもと薬を処方
・最短当日到着
・当日診察も可能
診察料0円、送料550円
低用量ピル:3,179円〜(1シート)
※ピルの種類によって異なる

まとめ

ピルには避妊効果があります!避妊効果は99.7%で、失敗率(妊娠率)は100組中0.3人程度。ほかの避妊方法と比べても効果が期待できます。

ピルは毎日同じ時間に服用してください。
2日以上連続で飲み忘れてしまったときは、ぜひ医師に相談してください。

ピルを服用してもコンドームと併用していない場合に、望まない妊娠をする可能性があります。
性感染症を予防するためにも、コンドームも併用してくださいね。

もし避妊に失敗した場合には、アフターピルが有効です。
72時間以内にアフターピルを服用すると、高い確率で妊娠を防げます。

低用量ピルを入手する方法は、「通院」か「オンライン診療」があります。
おすすめは、身体や精神的な負担の少ない「オンライン診療」です!

避妊方法には男性主体なことも多いですが、女性自身ができる避妊方法としてピルの服用をおすすめします!