ピルには99.7%の避妊効果がある
医師の指示通りピルを服用すれば、99.8%の避妊効果があります。
これはコンドームを正しく使用し続けた場合の避妊効果と同じくらいの避妊率です。
しかし、コンドームの装着を拒否されたり、着脱方法やタイミングを誤ったりすると避妊効果は80%程度に低下します。
女性自身が自ら気をつけることで、高い避妊効果が期待できるのがピルのメリットです。
そもそも「ピルの避妊の仕組み」知ってる?
ピルには「 エストロゲン」と「 プロゲステロン」という2種類の女性ホルモンが含まれています。
これらの女性ホルモンには生理や排卵を調整する働きがあり、体内では次のようなことがおこります。
●排卵がおこらなくなる
●子宮内に精子が入りにくくなる
●子宮内に受精卵が着床しやすい環境にならない
これらはピルを服用している間だけ期待できる効果で、 服用をやめれば短期間で排卵は再開し妊娠できるようになるため心配はありません。
絶対に知っておきたい!【緊急度別】ピルの種類
ピルにはさまざまな種類があります。
『 アフターピル』は性行為後から時間を空けずに服用することで、高い避妊効果が期待できる薬です。
『 低用量ピル』は性行為前から毎日内服して避妊する薬で、飲み忘れると避妊効果が下がります。
それぞれのピルの特徴をしっかり覚えておくようにしたいですね。
絶対に知っておきたい!【種類別】ピルの特徴
ピルには大きくわけて5つの種類があります。それぞれに適応や使用上の注意などが異なります。
以下に詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
種類 | 適応や使用上の注意 |
---|---|
アフターピル | 避妊をしなかったり、避妊に失敗したときに服用する。 性行為後、短時間で服用するほど避妊効果が高い。 |
低用量ピル | 避妊や月経困難症・月経前症候群(PMS)の軽減目的で服用する。 性行為の有無にかかわらず毎日服用する必要がある。 |
中用量ピル | 生理日の移動、不正出血や無月経・月経困難症の治療に用いられる。 低用量ピルよりもエストロゲンが多く配合されている。 |
超低用量ピル | 低用量ピルよりもエストロゲンの含有率が少なく、月経困難症や子宮内膜症の治療薬として服用する。 |
ミニピル | 女性ホルモンのプロゲステロンのみが含まれている。 他のピルよりも血栓症という副作用がおこりにくく、他のピルが服用できない人にも使用できる。 |
低用量ピルにもっと詳しくなろう
毎日服用することで避妊効果が高まる低用量ピルには、次のような特徴があります。
服用方法 | 28日を1周期として毎日1錠服用します。 「 21日間服用タイプ」は21日間ピルを服用し、7日間は何も服用しません。 「 28日間服用タイプ」は21日間ピルを服用し、7日間は女性ホルモンの含まれない偽薬を服用します。 |
副作用 | 吐き気、嘔吐、頭痛、胸の張り、だるさ、眠気、少量の性器出血などがあります。 |
入手方法 | 産婦人科で診察受け処方をもらうか、オンラインクリニックを受診して処方をもらいます。薬局などでは購入できません。 |
アフターピルにもっと詳しくなろう
避妊をしなかったり、避妊に失敗したりしたときに服用するアフターピルには、次のような特徴があります。
服用方法 | 薬によって異なる2種類の服用方法があります ・性行為後 72時間以内に1回内服する・性行為後120時間以内に1回内服する |
副作用 | 吐き気、嘔吐、頭痛、胸の張り、だるさ、眠気、少量の性器出血などがあります。
全員に副作用が起こるわけではなく吐き気は10人に1人程度、嘔吐は100人に1人よりも少ない確率です。 |
入手方法 | 産婦人科で診察受け処方をもらうか、オンラインクリニックを受診して処方をもらいます。
低用量ピルとは異なり、救急外来などでも処方を受けられます。薬局などでは購入できません。 |
*2種類の服用方法の他にも、中用量ピルを性行為後、72時間以内に2錠内服し、その12時間後に2錠内服する方法もあります。この方法では費用を大きく抑えることができますが、アフターピルに比べて副作用が強く、避妊率も低いことが報告されています。
ピルVSほかの避妊方法のメリット・デメリットを徹底比較
ピル以外にもさまざまな避妊方法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較します。
ピルVSコンドーム
ピルは自分自身で服用を判断でき、飲み忘れなければ避妊率は99.7%ととても高いのが大きなメリットです。コンドームは避妊だけでなく性感染症も予防できるのが、使用の大きなメリットです。
しかし男性の協力が必要ですし、装着の方法や着脱のタイミングを誤ると避妊率は80%程度になります。
さらに穴が開いていたりなどの理由で、避妊に失敗する確率が20%程度あるのがコンドームのデメリットです。
ピルVS避妊手術
男性の避妊手術(パイプカット・精管結紮術)や女性の避妊手術(卵管結紮術)をすると、避妊率は100%になりますが手術前の状態に戻すことはできません。
ピルは服用を止めれば排卵がおこり妊娠が可能になるのが、避妊手術との大きな違いです。
より避妊率を高めるならピルとの併用がおすすめ
WHOや日本産婦人科学会では、より効果的な避妊にはピルとほかの避妊方法を併用することを推奨しています。一番おすすめの方法は、ピルとコンドームの併用です。
その理由は避妊と性感染症予防効果が期待できるからです。
あなた自身と大切なパートナーを守るために、ピルとコンドームの併用を検討してください。
オンラインでピルの処方を受けられるクリニック
オンラインでピルの処方を受けることができるクリニックを紹介します。
それぞれに特徴があるため、自分に合ったクリニックを探しましょう。
おすすめはオンライン診療
ピルを入手するために病院へ行く方法とオンライン診療、どちらか気になる方はありますか?
おすすめのピル入手方法は、断然「 オンライン診療」です!
近年は、オンライン診療に力を入れる病院が増えてきました。
お仕事が忙しくて病院に行けないと諦めたり、評判のいい病院が通いづらい場所にある場合でもガッカリする必要もありません!
人気のピルオンライン処方サービス4選
ここで人気のピルオンライン処方サービスを4選紹介します。
人気のサービスは下記の4つです
【PR】メデリピル
メデリは初回のピル代が無料なので、ピル初心者の方でも負担なくお試しいただけます!また、ライン登録で簡単に診療予約・プラン変更などができることや、何回でも診療代が無料なこともポイントです。処方されたピルは中身のわからない状態でポストに届けてくれるので、プライバシーの面でも安心して利用できます!定期的にピルや女性のカラダに関する知識をお届けするサービスも提供していますので、ピルを検討している方はぜひチェックしてみて下さい!
ご利用方法はこちらをご参考ください!↓
気になる料金はこちら!↓
特徴 | 価格 |
---|---|
・LINEを使って予約できる ・体に合わなければ無料の診療を受けていつでも休止やキャンセルができる ・プライバシーを守って雑貨表記で郵送 |
初月のピル代と診療料は0円、送料は別途550円 6ヶ月のおまとめプランは月額2,970円〜 |
【PR】クリニックフォア
クリニックフォアは関東や関西に一般外来のクリニックも開院していながら、オンラインでのピルの処方も行っています。
クリニックフォアの特徴と価格は下記です。
特徴 | 価格 |
---|---|
・アプリ不要でスマホやPCで操作可能 ・初診から薬の処方可能 ・薬は最短当日発送翌日到着 |
初回診察料1,650円+送料550円 ピルは種類により異なるものの、定期配送は15%オフで月々2,783円〜 |
定期配送が可能で、定期配送の場合は15%オフと安くなります。
ピルの処方をしてもらうのを忘れてしまうという方や、ピルの費用が負担と感じている方におすすめです。
【PR】DMMオンラインクリニック
DMMオンラインクリニックでは国内最安値を追求しており、DMMポイントを利用したキャッシュレス決済も可能なため、活用しやすいオンラインクリニックです。
DMMオンラインクリニックの特徴と価格は下記です。
特徴 | 費用 |
---|---|
・産婦人科医と薬剤師監修のもと薬を処方 ・最短当日到着 ・当日診察も可能 |
診察料0円、送料550円 ピルの種類によって異なるものの、低用量ピル1シートは3,179円〜 |
そのほかにも、自社のバイク便を活用して発送するため、お薬は最短で当日に届けてもらうことができたり、診療時間は、9時から21時で、年末年始を除く平日・土日祝いつでも診察が可能であるなど、様々な魅力があります。
スマルナ
スマルナはアプリで診察予約から診察、薬の処方を行えます。
スマルナの特徴と価格は下記です。
特徴 | 価格 |
---|---|
・アプリで診察予約から薬の郵送まで完結 ・チャットで医師や助産師に女性特有疾患や、女性の悩みを相談できる ・薬は最短当日発送翌日到着 |
低用量ピルの定期便は2,380円〜 中用量ピルは2,900円〜 アフターピルは9.480円〜 |
アプリで完結できるサービスとなっており、チャットで医師や助産師など医療資格保有者へ相談ができるのも人気の理由と言えるでしょう。
公式サイトのユーザーボイスからは、生理に関する不安を伝えると優しく回答をいただけたという声もありました。
まとめ
ピルにはさまざまな種類があります。
毎日服用する低用量ピルや、性行為後や避妊に失敗した直後に速やかに服用するモーニングアフターピルを適切に使用すれば高い確率で避妊できます。
アフターピルを急いで手に入れたい方は、お近くの産婦人科や救急外来を受診するか、オンライン診療の利用がおすすめです。
本記事を参考に正しくピルについて理解し、望まない妊娠を避けるようにしたいですね。
避妊 女性の健康推進室ヘルスケアラボ 厚生労働省研究班監修
低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案) 平成27年3月