【ピルの種類を徹底解説!】ピルの種類やそれぞれの特徴や効果、どこで手に入れられるの?など全部のギモンに答えます!

 

「ピルを使ってみたいと思っているけど、ピルの種類が多すぎてどれを選べば良いかわからない・・・」
「自分が求めている効果にぴったりのピルが知りたい」

このように、数あるピルのうちから何を選べば良いか迷っている人は多いのではないでしょうか。
今回は、ピルの種類やそれぞれの効用について、また、目的別にピルの選び方をご紹介します。

ピルの基礎知識を知りたい方、ピルの種類を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

ピルの種類と飲み方

まずは、ピルの種類と飲み方についてご紹介します。

アフターピル

アフターピルとは、緊急避妊薬のことです。常用するものではなく、避妊に失敗した際や避妊せずに性行した際の緊急用として飲むものです。
たった1錠服用をするだけで避妊効果が期待できるのが特徴です(性交後72時間以内に服用する必要あり)。

高用量ピル

高用量ピルとは、1錠に含まれるホルモンの配合量が75~150µgのものをいいます。1960年、世界で初めてアメリカが経口避妊薬として認可したのがこの高用量ピルでした。
現在は、強い副作用が懸念されるため使用されていません。

中用量ピル

高用量ピルの次に開発されたのが中用量ピルです。1錠あたりのホルモンの配合量は50µgとなっています。
主に緊急避妊時や、旅行等の重要なイベントと重なって困る場合に月経周期をずらすこと(月経移動)を目的として使用されています。

低用量ピル

低用量ピルは1錠あたりのホルモンの配合量が50µg未満のものを指します。
中用量ピルよりさらに副作用のリスクを軽減することを目指して開発されました。
避妊目的以外にも、生理に関する様々なトラブルに対して効果が期待されるため、体調管理を目的に常用している人が多い薬です。

超低用量ピル

超低用量ピルは低用量ピルよりさらにホルモン配合量が少なく、1錠あたりのホルモンの配合量は30µg以下のものをいいます。ホルモンの配合量が少ないため、低用量ピルよりさらに副作用のリスクが小さいと言われています。

ミニピル

ミニピルは、黄体ホルモン(プロゲストーゲン)のみが配合されており、女性ホルモン(エストロゲン)を含有していません。
エストロゲンがないことで血栓症の副作用が起こるリスクはほとんどありませんが、日本では認可されていない薬です。

ピルの飲み方

最初は、生理が来たら1日に1錠ずつの服用をスタートします。
飲む時間帯は自由に決められますが、服用を忘れないためにも毎日決まった時間に飲むことが推奨されています。

21日分を飲み終わったら7日間の休薬を挟みます。そして再び21日分を服用していく、という繰り返しです。

なお、低用量ピルには21錠タイプと28錠タイプがあります。28錠タイプは最後の7錠分が偽薬となっており、飲み忘れが心配な方におすすめです。

低用量ピルの種類

低用量ピルは、黄体ホルモンの種類によって第一世代〜第四世代に分類されています。
ここでは、それぞれの世代の特徴について解説をしていきます。

第一世代

日本で初めて製造承認されたのが第一世代の低用量ピルです。
第一世代の低用量ピルには、ノルエチステロンと呼ばれる黄体ホルモンが含まれています。ノルエチステロンの作用により出血量が減り、生理痛緩和の効果も期待できるピルです。
また、ニキビや肌荒れを改善する効果もあります。

第二世代

第二世代の低用量ピルには、レボノルゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンが含まれています。
レボノルゲストレルの作用により、生理周期を安定させる効果や、不正出血が起こりにくいという特徴があります。
また、第二世代の低用量ピルは、3相性(そうせい)と呼ばれる、生理周期に合わせて3段階にホルモン量が変化させているタイプとなっています。

第三世代

第三世代の低用量ピルには、デソゲストレルとゲストデンという黄体ホルモン剤が配合されています。
男性ホルモン(アンドロゲン)の過剰生産が原因で起こる男性化症状を抑制する効果があり、ニキビ等の症状に効果が高いとされています。

第四世代

最も新しい世代のピルが、ドロスピレノンと呼ばれる黄体ホルモンが含まれている第四世代のピルです。
超低用量ピルとも呼ばれ、最低限の卵胞ホルモン(エストロゲン)の配合量で製造されているのが特徴です。また、それに伴い副作用が比較的少ないとされています。
日本では保険適用としてのみ処方されており、主に月経困難症や子宮内膜症の治療目的として使用されます。よって、避妊を目的には処方が受けられない点に注意が必要です。

世代別・ピルの薬剤名:

世代 ピルの薬剤名
第一世代 シンフェーズ フリウェルLD ルナベル(LD/ULD)
第二世代 トリキュラー ラベルフィーユ ジェミーナ
第三世代 マーベロン ファボアール
第四世代 ヤーズ ヤーズフレックス

避妊目的のピル

避妊目的のピルは、低用量ピルなどを普段から服用する方法と、緊急避妊用のピルを服用する方法の2種類があります。

普段から服用する方法
低用量ピルなどを1日1錠服用し続ける方法です。避妊目的だけでなく、月経に関するさまざまなトラブルや、ニキビ等の肌トラブル、多毛症への効果も同時に期待できる点が特徴です。

緊急避妊の場合
避妊に失敗した場合や避妊しなかった場合の緊急避妊にはアフターピルを使用します。
性交後72時間以内に1錠服用することで避妊効果が期待できます。

美容目的のピル

ニキビや肌荒れを目的とする場合、主に低用量ピルを使用します。

ニキビの発生は、皮脂分泌の増加が関係しています。ピルを服用してホルモンをコントロールすることにより、皮脂が減ってニキビが改善します。

ピルの服用はホルモン療法にあたりますので、塗り薬(外用薬)、注射、レーザー治療等とは異なり、どのような広範囲のニキビであっても1日1錠飲むだけで全身に効果が及びます。
よって非常に効果的なニキビ治療であると言えますので、ニキビや肌荒れに悩む人にはおすすめです。

ピルの入手方法

ピルを入手する方法は、医療機関(病院やクリニック)を受診して処方してもらうことになります。
ピルは医療用医薬品に分類されており、薬局などで買うことができませんので注意が必要です。
また、実際に医療機関に通う方法と、オンラインで受診する方法から好きな方を選べます。

医療機器
ピル外来を扱っている病院やクリニックに行く方法です。対面で医師の診察を受けられることがメリットですが、予約や通院の手間があるのがデメリットです。

オンライン
近頃は、オンラインでピルを処方するサービスが増えています。
通院することなく、オンラインで手軽に受診したのち、郵送や調剤薬局での受け取りによりピルを入手できます。
通院する時間がないという方や、通院すること自体にハードルを感じる方はオンライン診療の利用をおすすめします。

保険適用と自由診療の違い

ピルにかかる費用は、保険適用・自由診療のどちらになるかで変わってきます。
保険適用のピルと自由診療のピルの違いは、以下の通りです。

保険適用のピル
月経困難症や子宮内膜症などの治療目的で検査や診察を受け、医師から処方された場合は保険適用となります。

自由診療のピル
上記以外の目的(避妊目的など)で処方されるピルは自由診療となります。

まとめ

ピルの種類やそれぞれの特徴について解説をしました。

ピルは避妊効果だけではなく、生理痛の緩和や生理周期の安定、そして肌荒れ等にも効果がある魅力的な薬です。
自分の目的にあったピルを知り、上手く活用することで、日々の生産性やQOLを上げてみてくださいね。