生理前のイライラはピルで対策できる?その仕組みや注意点を解説!

女性 イライラ

PMS について

まずは、PMSとはいったいどのような状態なのかを詳しくご紹介します。

そもそもPMSとは

PMSとは、月経前症候群の英語表記であるPremenstual Syndromeを略してPMSと呼び、といいます。

PMSは「月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状」で、月経が来るとともに症状が軽快もしくは消失するのが特徴です。

生殖年齢にある女性の約50%がPMSと診断されているという調査データもあり、女性の2人の1人がPMSであると考えられているのです。

PMSの原因については、実は分かっていません。ただし、これが原因ではないか?と現在調査が進められているのが女性ホルモンとの関係です。

そもそも、女性は卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが分泌されており、このホルモンが女性の性周期をコントロールしています。

卵胞ホルモンは別名エストロゲンと呼ばれ、特に排卵前に多く分泌されるホルモンです。黄体ホルモンは別名プロゲステロンと呼ばれ、排卵後から生理前にあたる黄体期に多く分泌されます。

黄体期の後半に突入し、妊娠をしていなかった場合には卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下します。

すると、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こし、これがPMSの原因と考えられているのです。

この脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスや生活習慣の乱れ、疲労なども関係していると考えられ、さまざまな要因が複雑に絡み合い、PMSを引き起こしているのです。

イライラ以外の症状は?

PMSの代表的な症状はイライラや不安、緊張、興奮といった情緒面の症状となりますが、情緒面ではほかにも次のような症状が見られます。

・不安や眠気

・集中力の低下

・睡眠障害(寝すぎる、起きれない、寝付けない、夜中に目が覚める)

さらに自律神経の症状としては次のような症状が見られます。

・のぼせ

・めまい

そして身体的症状としては次のような症状が見られます。

・腹痛や腰痛

・疲れやすい、だるい

・食欲がなくなる

・お腹がすきやすい

・乳房のはりや痛み

・頭痛、関節痛

・むくみ

・お腹が張っている

生殖年齢女性の70~85%は黄体期から月経にかけて何らかの症状を自覚しているといわれています。特に思春期の女性ではPMSがより多いとの報告もあります。

症状はいつから始まる?

症状は月経前10日から始まるといわれており、排卵後数日で症状が出始める方が多い傾向にあります。

あくまで、個人差があるので確実に10日前から始まるとは言えません。

ピルで対策できる?

PMS対策の1つの方法として考えられているのがピルの使用です。ピルにはイライラを抑える効果が期待できるのかなど、ピルとPMSによるイライラの関係性を詳しく解説していきます。

ピルでイライラを抑えられる?

PMSによるイライラを抑えるためには、ピルの中でも低用量ピルを使用します。

低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンを少量ずつ含んでいる薬剤です。

低用量ピルを使用すると、少量ずつホルモンを補充している状態となるので、急激に女性ホルモンが減るということはありません。

その結果、PMS症状が緩和もしくは消失し、イライラを抑えられるのです。

ピルを手に入れるには?

低用量ピルは日本の場合、市販で購入できず、必ず医師の診察を受けて低用量ピルを処方してもらう必要があります。低用量ピルは産婦人科もしくは婦人科で処方してもらうことができますが、医療機関へ受診するのが負担という場合にはオンライン処方サービスも活用できます。

オンライン処方サービスは、医療機関に行かなくても、スマートフォンやパソコンで、テレビ通話をしながら診察が受けられ、そのままピルを郵送してもらえるので手間がかからず、働いている方など、医療機関に行く時間がない方でも気軽に活用できるのでおすすめです。

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診療代が無料なことに加えて、LINEを活用して適宜医師に相談できるサービスも魅力。医師からサポートしてもらいながらピルを服用できるという点が最大のポイントです。

ただし、低用量ピルはPMSの治療目的の場合は医療機関で処方してもらえば保険適用となるのですが、オンライン処方の場合は保険適用にならないことが多いということのみ覚えておきましょう。

注意点

低用量ピルも薬剤なので副作用があります。

副作用として最も頻度が高いのが不正出血であり、10~20%の女性が不正出血を経験します。

そのほかにも、嘔気、体重増加、気分の不快の順で副作用が出る可能性が高いです。

また、頻度としては少ないものの、乳房の張りや頭痛を感じる方もいます。

いずれにしても、2~3カ月程度で副作用症状は消失すると考えられています。

さらに、低用量ピルを服用すると血液が固まりやすくなるため、深部静脈血栓症になるリスクが高まります。生殖可能年齢女性で低用量ピルを使用していない方の深部静脈血栓症の発症頻度は10,000人に対して年間4~5人程度となりますが,低用量ピルを使用している方の場合、10,000人に対して年間8~9人と約2倍近く増加することが分かっています。

ただ、妊娠中の女性が10,000人に対して年間5~20人となるので、妊婦さんよりも発症頻度は低いです。

ピル以外の改善策は?

ピルを服用することで、PMSが改善できるということが分かりましたが、ピル以外にもPMSを改善させる方法はあるのでしょうか。

薬はある?

PMSの症状を和らげるための薬はあります。例えば頭痛や腹痛で悩まされていれば痛み止めが処方されますし、むくみに対しては利尿剤、イライラなど情緒面や精神面の症状についても、その症状をラクにするお薬があります。

ですが、PMSを根本的に改善する薬は現在のところありません。ですので、PMSを根本的に改善したいのであればピルを活用する、もしくは生活習慣を見直していくということが必要なのです。

サプリ

PMSを根本的に改善はできませんが、PMSを誘発する因子に食生活の乱れがあるので、サプリを活用して栄養状態を改善し、PMSの発症リスクを下げるという方法はあります。

PMSによる身体の不調にはビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB2といったビタミンB群、心の不調にはカルシウムやマグネシウムの摂取が良いとされています。

普段の食生活に加えてサプリメントを活用しながら積極的に摂取していきましょう。

また、食生活のバランスが乱れているという場合にはビタミンAやビタミンEなどほかの栄養もサプリを活用して説教的に取り入れていきましょう。

生活習慣の改善

PMSは女性ホルモンに加えて生活習慣の乱れも影響してきます。

ですので、食生活を改善したり、睡眠時間をしっかりと確保したり、ストレスが溜まっていればストレスを解消できるように行動したりもしていきましょう。

生活習慣について特に重視したいのが睡眠時間・食生活に加えて、体を温めること、適度な運動です。

睡眠については、人によって睡眠のリズムや満足いく睡眠時間が異なります。しかしpmsの方の約7割が睡眠の質に満足できていないとしていますので、月経前はなるべく早く就寝し、寝る前にスマホのブルーライトなどを浴びないようにする、温かいお風呂にゆっくり浸かるなど睡眠時間よりも睡眠の質を高めることに注力してみましょう。

食事については最も見直していくべきものです。サプリでご紹介している栄養を積極的に摂りながらもバランスの良い食事を心がけましょう。特に、毎食片手一盛りのタンパク質食材を取り入れることは、PMSの予防という観点でも、良いとされています。またビタミンやミネラルを補い、脂っこいものや甘いものなどは控えるのがおすすめです。

入浴習慣によって症状の強さに影響が出るということも分かっています。ゆっくりと湯船につかって子宮周りを温めたりお風呂でリラックスしたりすることも、PMS改善のための対策へつながります。このとき、お気に入りの入浴剤を使うとリラックスもできるかもしれません。

さらに、ジョギング、ウォーキング、水泳、エアロビといった有酸素運動はPMS改善効果が期待できることが調査結果でもわかっているので休日などを活用して運動をしていくのも良いでしょう。とはいえ、運動が苦手という方もいらっしゃるかもしれないのでヨガなど自律神経を整えるものを取り入れたり散歩をして適度に身体を動かすのもおすすめです。

ささいなことでも、PMSの改善が期待できるかもしれません。

まとめ

PMSの症状を感じていたり、あるいはPMSであったりしても我慢してしまっている方が多いというのも現状です。

PMS症状がラクになるだけで、生活の質も高まるといえます。

PMSの症状を感じたら我慢せずに適切な治療を受けて生活の質を高めていきましょう。