生理前の不調、どうしてる?解消法や体験談をまとめました

悩む 女性

今でこそ雑誌やテレビなどで語られる場も増えてきた「生理やPMSに関する話題」ですが、まだまだセンシティブな内容として、身近な人としっかり話せる機会というのはそう多くないかもしれません。中には「PMSの症状が酷くて悩んでる」あるいは「これがPMSの症状なのかよくわからない」といった人もいるのではないでしょうか。そうしたことを踏まえ、今回は体験談を交えながらPMSの要因や解消法について詳しく解説していきたいと思います。

PMSの基礎知識

「PMSって言葉、聞いたことはあるけど、何のことかイマイチよくわからない」って人、結構多いんじゃないでしょうか。そこでPMSの基本的な知識を簡単にまとめました。

そもそもPMSとは?

PMS(月経前症候群)とは、Premenstual Syndromeの略で、生理の3~10日ほど前から始まる、様々な精神的・身体的不調のことをいいます。はっきりとした原因はわかっていませんが、約1カ月の月経周期における、2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の変動が関わってると考えられています。婦人科では、「月経前に起こり月経時に消えていく不快な症状が繰り返し3カ月以上続き、かつ日常生活にさしつかえるほど症状が酷い場合」にPMSと診断されます。ただし、症状の出方や強さには個人差があります。

PMSには以下のような特徴があります。
■PMSには「身体症状」と「精神症状」がある
表にあらわすと以下のようなものがあげられます。

PMSによる身体症状 PMSによる精神症状
胸の張り イライラ
眠気 感情の起伏が激しくなる
肌荒れ 気分の落ち込み
だるさ 無気力感
食欲増進 集中力の低下
便秘
頭痛

■年齢によって症状の強さや種類に変化がある
月経周期と連動するPMSは、月経が始まる思春期頃から症状が出始める人もいます。また、一般的には年齢とともに月経の回数を重ねていくことで、症状が強くなっていく傾向があるようです。実際の年齢別の症状を表であらわすと以下のようになります。

年齢 主な症状
20代 乳房の張り、下腹部痛、頭痛など身体症状が強く出やすい
30代 20代の症状に加えて精神的に不安定になりやすい、攻撃的になりやすいなど精神症状が顕著に出やすい
40代以上 30代をピークに徐々にPMS症状が落ち着いてくる

■出産経験の有無によって症状の出方が異なる
出産経験の有無によって異なった症状が出る考えられています。一般的に出産経験のある女性はイライラ、怒りっぽくなりやすい、自己否定的など精神症状が多く出て、出産経験のない女性は下腹部痛、乳房のはり、頭痛など身体的な症状が多くみられるといわれています。

PMS悪化の要因

PMS悪化の要因には以下のようなことがあげられます。
ストレス
月経前には心の落ちつきや安定感をもたらす脳内ホルモン・セロトニンの分泌が減少します。そのため、平時からイライラしたり落ち込みやすくなります。そこにストレスがかかることで自律神経のバランスが乱れ、PMS症状が悪化する可能性があります。
タバコ
喫煙は血の巡りを悪くさせます。血の巡りが悪くなると身体が冷えやすくなる、自律神経のバランスが乱れるといった状態になりやすくPMSを悪化させる要因になります。
カフェイン
コーヒー、紅茶、チョコレートなどに含まれるカフェインを過剰に摂取すると神経を刺激し、イライラや緊張を高める原因となり、PMS症状に1つである頭痛を誘発することがあります。
アルコール
月経前には膵臓の活動がやや弱り、低血糖状態になりやすくなっています。そこに加えてアルコールを摂取することで低血糖症状に拍車がかかり、PMS症状がさらに悪化することがあります。

こんな人は要注意!

PMS症状を悪化させやすい性格や生活習慣の人には以下のような特徴があげられます。

性格 生活習慣
完璧主義 生活リズムが乱れがち
几帳面 コーヒーや紅茶などカフェインをよく嗜む
神経質 お酒をよく飲む
タバコをよく吸う

これらが多く当てはまっている人はPMSが悪化しやすいといえるでしょう。

PMSの体験談

個人差のあるPMS症状。「他の人が毎月どうやってやり過ごしているのか気になる…」なんていう人も多いはず。ここではいくつか体験談をまとめてみました。

以下SNS引用

実はPMSは改善できる

PMSがひどいと、毎月憂鬱な気分になってしまいますよね。実際辛いPMSを改善する方法はいくつかあります。そこでここからは、体験談を交えながらPMSの解消法についてまとめました。

改善の方法

以下SNS引用


また、具体的な改善方法として以下の3つの方法があげられます。

鎮痛剤の使用
頭痛、腰痛、下腹部痛など、主な症状が肉体的な痛みの場合には非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が使用されます。ロキソニン、ボルタレンなどが代表的で頭痛、月経痛の緩和にもよく用いられます。鎮痛剤は痛くなってから服用するよりも、痛くなる前に早め早めに内服する方が効果的です。
漢方薬
鎮痛剤の他に漢方薬もよく使用されます。植物由来の多い、生薬である漢方は副作用が少ないのが特徴です。低用量ピルのような即効性はなく、どちらかというと体質改善に用いられ、自然治癒力を高めることで穏やかにゆっくりと効果を発揮していきます。他の薬剤との併用も可能で長期に内服できるため、最初に用いられやすい薬だといえます。
低用量ピル
低用量ピルはホルモン剤です。PMSの治療において、現在最も即効性のある薬は低用量ピルとなっています。これは、女性ホルモンをコントロールすることでPMSによる不快症状を抑えることに効果を発揮します。効果の発現が早いため、服用を開始した月から効果を実感することができます。

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まとめ

一人で悩まないで相談を

今回はPMSについて基本的な知識をおさらいしつつ、体験談を交えながら改善方法について解説していきました。とはいえ、PMS症状は個人差があるもの。中には「病気でもないのに受診するのはちょっと…」と気後れしてしまう人もいるかもしれません。ですが、「実際酷いPMSだと思ったら婦人科系疾患だった」なんてこともあります。また、どうしても病院受診に躊躇いがある人には「オンラインクリニックを受診する」という方法もあります。これは問診から薬の処方までスマホ1つで完結することができ、好きな時間に好きな場所で診察を受けることができる新しい診療方法です。
ピルや漢方など、あなたにあった改善方法がきっとみつかるはず。大切なことは1人で悩まないことです。
病院でもオンラインでもあなたにあったやり方で相談し、憂いのない快適な生活を送ってください。