自分にあったピルはどれ?目的別のおすすめピルやおすすめな入手方法を教えます!

薬

ピルと一言で言っても実はいろいろな種類があり、ピルによって副反応といい期待できる効果も異なります。

また、ピルは医療機関に行かなくても自分が欲しい種類を手に入れられるのです。
ここでは、目的別におすすめのピルや、おすすめの入手方法を詳しくご紹介します。

自分にあったピルはどれ?

自分に合ったピルを知るためには、まずピルがどんな働きをするのか、ピルの効果や副効果について知っておく必要があります。

自分に合ったピルを選ぶためにピルについて知っていきましょう。

ピル概要

ピルとは、直訳すると丸薬という意味を持つのですが、日本では一般的に経口避妊薬のことを意味します。

ピルには低用量ピル、中用量ピル、ミニピル、アフターピルといった種類があります。

ピル1錠あたりに卵胞ホルモン(Estrogen)と黄体ホルモン(Progestogen)が配合されており、これを毎日1錠剤21日服用することで、避妊をはじめとしたさまざまな効果を得ることができます。

ピルの効果

ピルは避妊としての効果以外にもさまざまな効果が期待できます。
例えば、以下のような効果が期待できます。

1.生理痛の緩和
LEP(低用量)と呼ばれる一部の種類のピルは生理痛を主症状とする月経困難症や子宮内膜症といった病気の治療を目的としています。

2.避妊
ピルを服用する方のほとんどが期待しているのが避妊効果です。
低用量ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンによって卵巣の発育や排卵、子宮内膜の増殖などが抑えられ、妊娠しにくくします。

3.PMSの改善
低用量ピルのうち、いくつかの種類ではPMSの改善効果が期待されています。

PMSの原因になると考えられているプロゲステロンの分泌を抑制することが理由として考えられていますが、全てのピルにおいて効果があるわけではなく、ドロスピレノンという成分が含有されているピルに飲みこの効果が期待されています。

4.生理周期コントロール
中用量ピルにおいては生理周期をコントロールする効果があります。
旅行や大切な予定などを整理と被らせたくないという場合には中用量ピルをうまく活用することで、生理周期をコントロールできます。

5.美容目的(ニキビの改善等)
ピルの副次的効果として、ニキビの改善や肌荒れの改善効果が期待できます。
ピルに含まれるホルモンが体内のホルモンバランスを調整してくれるので、美容効果も実感できるといわれています。
ただし、全ての人に必ずこの副効果が期待できるというわけではありません。

目的別おすすめ

ピルにはさまざまな種類がありますが、目的によってピルを使い分けることが得策といえます。
ここからは、目的別におすすめなピルについてご紹介していきます。

1.生理痛緩和したい

生理痛を緩和できるピルは、LEP製剤と呼ばれる低用量のものです。LEP製剤は排卵抑制をするだけでなく痛みの基となるプロスタグランジンの過剰な生成を抑制する効果もあるため生理痛が緩和されます。ヤーズ、ユナベル、ジェミーナがLEP製剤に該当します。

LEP製剤は保険適用となるため、一般的な避妊目的のピルと比較して安く手に入れることができるというのがメリットです。

ピルの種類にもよりますが、おおむね1シート当たり1000円程度で手に入れられます。

一方で、避妊効果もあるということから生理痛は緩和したいけど妊娠をしたいという方にとっては服用中は妊娠できず、その点をデメリットと感じるかもしれません。また、保険適用のため、1年に1回は検査を受けることが必要です。

2.避妊のため

ピルの最たる目的ともいわれるのが避妊です。オーソ、マーベロン、トリキュラー、ファボワール、ラベルフィーユ、シンフェーズが該当します。

ただ、全てを扱っている医療機関は少ないため、これらのうちのどれかが処方されるというのが一般的です。

低用量ピルについては飲み忘れのリスクを考慮したとしても避妊率は92%といわれ、どの避妊方法よりも最も避妊率が高いという点がメリットです。しかし、避妊目的のピルは保険適用外となるため、1ヶ月分の処方でもかなりの金銭的な負担があり、1シートあたり4,000円~5,000円程度はかかります。

3.PMSの改善期待

低用量ピルは副効果としてPMSの改善効果も期待できます。ルナベル、ルナベルULD、ヤーズ配合錠、ヤーズフレックス配合錠がこの効果を期待でき、この中から医師が最適と思ったものが処方されます。

PMSに対して直接治療ができるお薬はないため、PMSで悩んでいる方にとってはPMSを改善できるという点が最大のメリットです。

ただし、これらの薬はそもそもPMS改善を目的に作られていないので、PMSに特化した研究データが乏しいです。そのため、お薬を服用してもPMSの改善効果が期待できない場合もあるというのがデメリットです。

また、保険適用外の処方となるので1シート当たり4,000円前後はかかります。

4.生理周期コントロール

ピルは通常1日1錠を21日間飲み続けますが、生理が来てほしくない日までピルを服用し続けることで、生理の日をずらすことができます。

これを生理周期コントロールとも呼びます。プラノバールという中用量ピルを活用することが多いです。

生理周期をコントロールすることで、大切な予定や旅行などに整理が被らないようにできます。特にスポーツをされている方は、生理周期をコントロールすることで本番に最高のパフォーマンスが可能となります。

一方で、副作用が強く出てしまい継続した服用ができないということもあります。保険適用外となるため1シート当たり40,000円前後の金額がかかります。

5.美容目的(ニキビの改善等)

ピルには副効果としてニキビの改善などが期待されています。はノルエチステロン(NET),レボノルゲストレル(LNG),デソゲストレル(DSG),ドロスピレノンという薬品名のピルであればニキビの改善効果があることが分かっています。

特にファボワールがニキビの改善に対して高い効果が期待されています。

低用量ピルでのニキビの改善はあくまで副効果であり、日本では正式な効果としての研究がなされていないので確実にこの効果が出るという保証はありません。自費診療となるため、1シート当たり4,000円程度はかかるというデメリットもあります。

ピルの入手方法

ここで紹介したピルはどこで手に入れることができるのでしょうか。ピルの手に入れ方についても解説していきます。

主要入手方法

ピルは医薬品であるため海外では薬局でも購入できますが、日本では医療機関で処方してもらうしか入手する方法はありません。

そのため、医療機関を受診して処方をしてもらうか、オンライン処方をしてもらうかのいずれの方法となります。

ただし、生理痛緩和など保険適用でピルを手に入れる場合には、検査を受けなければならず、初回からオンラインでの処方は難しいです。自費診療でピルを処方してもらうのであれば、初回でもオンラインで受診することが可能です。

注意点

医療機関やオンラインでの処方以外にピルを手に入れる方法に個人輸入といった海外から自分で薬を輸入する方法があります。

しかし、海外では偽薬が横行しているため、まったく効果のない、あるいは危険な薬物が薬に含まれている可能性があります。ですので、おすすめはできない方法です。

オンラインで人気のピル処方方法

スマホ 手元

忙しくて医療機関に行く時間がないけれど、ピルを服用したいという方におすすめしたいのがオンラインでの処方。

ここでは、オンライン処方を受けられる人気のクリニックを3カ所ご紹介します。

クリニックフォア

クリニックフォア

クリニックも多く展開し、世間でも早い段階からピルのオンライン処方へと踏み切ったクリニックです。

国内最安値を追及しており、低用量ピルであれば1シート2,530円で処方してもらえます。
保険適用以外の薬剤であればすべて処方が可能です。初診から低用量ピルを処方してもらえるという点も魅力といえます。

クリニックフォア公式HPへ

メデリ

メデリ オンラインピル

イメージキャラクターにタレントのフワちゃんを起用していることで知っている方も多いメデリ。診察代はずっと無料なうえに、初月はピル代も無料という点が特徴です。

6カ月契約をすれば月額2,970円でピルを処方してもらえます。
ほかのオンライン診療よりも産婦人科医が数多く在籍しているので自分にぴったりな医師と出会えるかもしれません。

スマルナ

累計90万員が利用、産婦人科医が勧めるオンラインピル処方サービスNo1です。
年間契約が可能で、年間契約をした場合には1シート2,380円でお薬を処方してもらえます。
1年契約をした場合、受診も1年に1度で済むので忙しい方にもピッタリです。

 

まとめ

ピルには以下のような効果が期待できます。
1.生理痛緩和したい
2.避妊のため
3.PMSの改善期待
4.生理周期コントロール
5.美容目的(ニキビの改善等)

ピルを生理痛緩和以外の目的で入手するならば、医療機関を受診するよりもオンラインで処方してもらった方が安く、そして時間の負担をかけずにお薬を処方してもらえます
自分の目的にあったピルを処方してもらい、生活の質を高めてみてはいかがでしょうか。