
こんにちは、STスキンクリニック青山の田澤しおりです。
今日は、男性の患者様の額ジワ治療を通して感じた
“美容医療との向き合い方”のお話をさせてください。
「若くなりたいわけじゃないんです」
ある日いらした男性の患者様は、
「別人みたいに若返りたいわけじゃなくて…
ただ印象よく年相応にみられたいんです」
とおっしゃっていました。
この価値観、実は男性に限らず女性の患者様にもとても多いのです。
“若返りたい”ではなく“老けてみられたくない”という感覚。
これは無理に若く見せたいのではなく“自分らしくありたいだけ”という、どなたにも共通するごく自然な想いです。
額シワ治療から見えたその人にとってのゴール

冒頭の男性の患者様のお顔全体を拝見すると、患者様の年齢を強く感じさせていた要因は長年の癖で深く刻まれた額のシワでした。
原因となっていたのは、眉を上げるときに前頭筋を強く使う癖。
何年もかけて積み重なった動きは、そのままシワとして表れていました。
通常、このタイプの刻みジワの改善には額ボトックス+ヒアルロン酸の併用がベストです。
この患者様もシワの治療だけを考えると額ボトックス+ヒアルロン酸の併用が良いケースではあります。
しかし、こちらの患者様の場合はまぶたを上げるために前頭筋を使うタイプ。
つまり額ボトックスを打つと瞼が重く感じるリスクが高いのです。
このような患者さまの場合は、目元のオペも選択肢として視野に入れて考える必要が出てきます。
単独の症状だけをみて、教科書通りにやることが正解とは限らない。
これが美容医療の奥深さです。
今回選んだのは“ヒアルロン酸のみ”という判断
この方にとって最も自然で違和感のない仕上がりを目指し、今回はボトックスは使わずヒアルロン酸による刻みジワ改善のみを行いました。

施術後、額の深い影はやわらぎ、だけれどもシワを全消ししないことで“男性らしい表情の動き”はそのまま残る。
作り込みすぎないからこそ、自然でその方らしい仕上がりになりました。
患者様も「気になっていた老け感がとれて嬉しいです」とご満足いただけました。
“シワをゼロにしない美しさ”がある
今回の症例が教えてくれたのは、美容医療はシワを消すことが目的ではないということ。
むしろ、少しの“抜け感”がその人らしさを生むことがあります。
これは男性だけでなく、女性にも多く当てはまります。
美容医療のゴールは「若返り」だけではない
施術は“どれだけ変えたか”ではなく、どれだけ自然に、あなたの人生に馴染んだか。
だからこそ私は、悩みをピンポイントで聞くのではなく“どうありたいか”というすり合わせをとても大切にしています。
今回の患者様はシワを完全に消すことがゴールであれば目元のオペ(上まぶたのたるみ治療)も選択肢には入る症例。
けれど患者様は「オペまでは望んでいないんです。完璧じゃなくていいんです。別人みたいに若返りたいわけじゃなくて…ただ、印象よく年相応にみられたいんです」とおっしゃっていました。
無理はしない——そんな価値観に寄り添う美容医療
このように、手術ではなく“できる範囲で自然に整えたい”というニーズはとても多いです。
そして、そのような“無理のない範囲で、自分らしい自然さを大事にしたい”という方が当院を選んでくれています。
美容医療は、必ずしも“大掛かりな治療をして劇的に若返る”ことだけが正解ではありません。 同じ「自然さ」でもその基準は人によってまったく違います。
だからこそ私は、その方にとっての自然さを一緒に見つけていく美容医療を大切にしています。
最後に
美容医療は、無理に若返らなくても良いものです。
シワをゼロにしなくても良いものです。
大切なのは、あなたにとっての“自然”がどこなのか。
そして私はその答えを一緒に探し、あなたのペースで寄り添いながらゴールを決めていくことを大切にしています。
あなたにとっての“自然”はどの程度ですか?
その答えを、ぜひ一緒に見つけていきましょう。
