
こんにちは、STスキンクリニック青山の田澤しおりです。
2026年4月24日、当院は開院5周年を迎えました。
まずは、日頃よりご来院いただいている患者様、そして支えてくださっているすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
ありがたいことに、長く通ってくださっている患者様も多く、最近では全国各地、さらには海外から足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
当院にお越しくださる患者様は、美容医療についてご自身でもしっかりと情報を集め、理解を深めようとされている方が多い印象です。
そうした前向きな姿勢に、私自身も日々刺激をいただいています。
今回はこの5年間で感じたことをお伝えしたいと思います。
開院当初を振り返って
当院が開院した2021年は、ちょうどコロナ禍の真っ只中でした。
海外渡航が制限され、それまで韓国などで美容医療を受けていた方々の選択肢が国内へと移ってきた時期でもあり、日本での美容医療への関心が高まっていたタイミングだったと感じています。
また、マスク生活が日常となったことで、ダウンタイムのある施術やスキンケア治療に前向きに取り組まれる方が増えたのも、この頃の特徴でした。
当時の美容医療は今ほど身近な存在ではありませんでしたが、
SNSの普及によって情報に触れる機会が増え、「やってみたい」と一歩踏み出す方が少しずつ増えていった時期でもありました。
この5年での美容医療の変化
この5年間で、美容医療を取り巻く環境は大きく変化しました。
特にSNSの影響は大きく、美容医療はより身近な存在となり、クリニックの数も大きく増えました。
一方で、情報があふれるようになったことで、課題も見えてきています。
話題性だけを求める発信や、限られた成功体験だけが強調されるケースもあり、「何が正しい情報なのか」を見極めることが難しくなってきていると感じています。
現場にいる医師としての実感と危機感
最近では、SNSの情報をきっかけに来院される患者様も増えています。
「あの人がこの施術で良くなったから、自分も同じものを」というご相談を受けることも少なくありません。
ですが、本来必要な施術は、お一人おひとりで異なります。
同じ施術がすべての方に適しているわけではありません。
また、トレンドを重視するあまり本来必要ではない施術まで提案されてしまうケースも見受けられるようになりました。
クリニックの在り方も多様化しており、患者様に真摯に向き合うところもあれば、さまざまな事情からアップセルが前提となっているようなケースがあるのも事実です。
美容医療が身近になること自体は、とても良い変化だと思っています。
ただそれは、「正しい診察」と「確かな技術」があってこそ成り立つものです。
流行や一時的な高まりだけで選択するものではない、というのが私の考えです。
当院が大切にしてきたこと
開院当初から、当院が変わらず大切にしていることがあります。
それは、マンツーマンでの丁寧な診療と、お一人おひとりに合わせたご提案です。
美容医療はその時の状態だけでなく、年齢やライフスタイルによって必要な治療が変わっていきます。
以前は適していた施術が、時間の経過とともに不要になることもあれば、逆に新たに必要になることもあります。
そうした変化を継続的に見ていきたいという想いから、今の診療スタイルにこだわっています。
また、施術後の経過やフィードバックも非常に大切にしています。
例えば同じ眉間のボトックスであっても、注入量や部位は患者様によって調整していますし、HIFUにおいても照射ポイントやカートリッジの使い分けを行っています。
一見同じ施術に見えても、実際にはその方に合わせた“オーダーメイドの治療”を行っています。
それは、「その方にとって本当に必要なものを提供したい」という想いがあるからです。
これからも変わらず提供していく美容医療
これからも当院は、流行ではなく“本質”を重視した美容医療を提供していきます。
患者様にとって本当に必要な選択を、一緒に考え、サポートしていく存在でありたいと思っています。
施術によって患者様が喜んでくださる瞬間は、何よりのやりがいです。
開院してから今まで、この仕事を「苦しい」と感じたことは一度もありません。
SNSで見かけるような華やかな毎日ではありませんが、「人をきれいにすることを考え続けること」は、自分にとても合っていると感じています。
今後に向けて
美容皮膚科の分野は、毎年のように新しい機器や薬剤が登場し、「美」の基準やトレンドも変化し続けています。
そうした変化に対して、学び、取り入れていく努力はこれからも続けていきます。
一方で、トレンドを追うあまり、自分の中の「美の基準」から外れてしまわないようにすることも大切にしていきたいと考えています。
変わるべきことと、変えないべきこと。
その両方を見極める力を、これからも磨いていきます。
6年目を迎えるにあたり、新たな分野にも積極的に取り組んでいます。
中でも現在、特に力を入れている領域については、より専門性を高めながら、患者様にとって本当に価値のある形で還元できるよう努めています。
またこれからは患者様に美を提供することに加え、美容医療との向き合い方や、本当に大切にしていただきたい考え方についても、これまでの経験をもとにお伝えしていきたいと考えています。
情報があふれる時代だからこそ、正しく選択するための一助となれるよう努めてまいります。
これからも、質の高い、信頼していただける美容医療をお届けできるよう、日々精進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
