
こんにちは、STスキンクリニック青山の田澤しおりです。
近年、美容医療では“肌を育てる”という考え方の「肌育治療」が定着してきました。
ハリやツヤ、毛穴、小じわなどのお悩みに対し、お肌そのものの力を引き出しながら改善を目指していく治療です。
実際にクリニックにいらっしゃる患者様からの相談もとても多くなっています。
ただ、肌育注射=痛み、ダウンタイムといった不安要素があるのも事実。
そんな中今注目なのが“ニードルフリージェットインジェクター(NFJI)”とも呼ばれる、針を使わずジェット圧で薬剤をお肌へ届ける新しいタイプの注入機器「スキンジェット」。
従来のように針で細かく注入する方法とは異なるアプローチで、肌育治療の新たな選択肢として期待されています。
今回はその「スキンジェット」について詳しくお伝えしたいと思います!
スキンジェットの特徴とは?
スキンジェット最大の特徴は、「針を使わずに薬剤を導入できる」という点です。
特殊なジェット圧を利用し、薬剤を均一に広範囲へ届けることができるため、肌質改善を目的とした治療と非常に相性が良い機械です。
従来の手打ちによる肌育注射では、細かく丁寧に注入できる反面、痛みやダウンタイムが気になる方も少なくありませんでした。
一方、スキンジェットは、比較的痛みや負担を抑えながら施術を行いやすい点も魅力のひとつです。
手打ちの肌育注射との違い
では、従来の“手打ち”による肌育注射とは、どのような違いがあるのでしょうか?
手打ちには、細かい部位を丁寧に調整しながら注入できる良さがあります。
一方でスキンジェットは、広範囲へ均一に薬剤を届けやすく、比較的ダウンタイムや痛みを抑えやすいという特徴があります。痛みやダウンタイムのハードルから肌育注射を諦めていた方にとってはスキンジェットの登場は朗報です!
ただ、どちらが優れているということではなく、目的やお肌状態によって使い分けることが大切です。
例えば、
肌全体のハリ・ツヤ改善
毛穴やキメ感の改善
肌質を全体的に底上げしたい
という場合には、スキンジェットが適しているケースもあります。
一方で、細かなデザイン性が必要な注入は、手打ちが向いていることもあります。
その方のお肌状態や目的に合わせて、適切な方法を選択することが重要です。
どんな薬剤が使用できる?
スキンジェットでは、さまざまな肌育製剤を使用することが可能です。
例えば、
ジャルプロシリーズ
→ ハリ・弾力感の改善
リジュラン
→ 肌修復やキメ改善
PLLA製剤
→ コラーゲン生成促進
ボトックス
→ 毛穴・皮脂・肌質改善
など、お悩みに合わせて薬剤を選択していきます。
同じ機械でも、「どの薬剤を、どのように届けるか」によって仕上がりは大きく変わります。
だからこそ、機械だけではなく、診断や注入設計も非常に重要になります。
痛みやダウンタイムは?
私自身もスキンジェットの施術を受けましたが、個人的には「思ったより痛みが少ない!」という印象でした。
もちろん痛みの感じ方には個人差がありますが、針による施術に不安がある方にとっては、比較的受けやすい治療だと感じています。
施術後は赤みが出ることがありますが、比較的ダウンタイムは軽めで、回復も早いケースが多いです。
お仕事やご予定の都合で、「できるだけ負担を少なく肌育治療を受けたい」という方にも、選択肢のひとつになると思います。
どのくらいの頻度で受けると良い?
肌育治療は、1回でも変化を感じることがありますが、継続することでより安定した肌質改善を目指していく治療です。
使用する薬剤やお肌状態によって異なりますが、最初は数週間〜1か月ごとの施術をご提案することが多いです。
その後は、お肌状態に合わせてメンテナンス間隔を調整していきます。
無理なく継続できるペースをご相談しながら決めていくことが大切です。
スキンジェットの可能性を検証しています
私は現在、スキンジェットのKOL(Key Opinion Leader)としても活動しています。
KOLとは、医療分野において知識や経験をもとに、治療法や技術について発信・教育を行う立場のことです。
スキンジェットは、単に“機械を導入すれば同じ結果になる”治療ではありません。
お肌状態は一人ひとり異なるため、
どの薬剤を使用するのか
どの出力で施術するのか
どの層へアプローチするのか
によって、反応や仕上がりは変わります。
当院では、モニター様の施術を通して、より効率よく、痛みを抑えながら効果を引き出す方法を日々検証しています。
また、医師向けセミナーや勉強会を通して、スキンジェットの新たな可能性について発信を行い、より多くの医療機関で安全かつ適切な治療が提供できるよう活動しています。
美容医療は、“どう届けるか”まで進化している
美容医療は、“何を入れるか”だけではなく、“どう届けるか”まで進化してきています。
スキンジェットは、痛みやダウンタイムを抑えながら、肌育治療をより受けやすくする新たな選択肢のひとつだと感じています。
今後さらに可能性が広がっていく治療として、当院でも引き続き検証とアップデートを重ねていきたいと思います。
